「える」という言葉がありますが、漢字で表した場合、「得る」「獲る」など複数の漢字が思い浮かぶと思います。ではそれぞれにはどのような意味があり、どう違うのかを考えていきたいと思います。 「得る」「獲る」の違いは、簡単には次のとおりです。
手に入れたものが獲物かどうか
それぞれの漢字の意味はこうなります。
「得る」手に入れることや可能であること
「獲る」獲物を捕らえること
「獲る」獲物を捕らえること
それでは、もう少し詳しくみてみましょう。
「得る」
「得る」は、「入手する」という意味で使われます。他にも、「〜できる」や「〜が可能である」という意味で使われることもあります。 また、使用する場合により「える」ではなく「うる」と発音することもあります。 例えば、動詞の連用形についた場合、「その可能性もありうる」というように、「ありえる」ではなく「ありうる」という発音をすることもできます。 どちらも「得る」という漢字で書かれるため、読み方には注意が必要です。
例文
高い評価を得る
ネットから情報を得る
利益を得る
承認を得る
病を得る
争いは回避しうる(える)
要領をえない質問をする
病をえる
起こりえない病気が蔓延した
ネットから情報を得る
利益を得る
承認を得る
病を得る
争いは回避しうる(える)
要領をえない質問をする
病をえる
起こりえない病気が蔓延した
「獲る」
「獲る」は、「鳥獣などの獲物をとらえる」という意味で使われます。 基本的には獣や魚を狩猟で狩るときに使用すると覚えて間違いありません。 もしかしたら、獣や魚以外でも狩猟で獲得したものについて「獲る」をうさ使うこともあるかもしれません。 例えば、ハンティング系のゲームや相手を獲物として表現している物語などです。
例文
罠を仕掛けて猪を獲る
漁に出かけて大量の魚を獲る
漁に出かけて大量の魚を獲る
選る
「選る」は、「いくつかの中から基準に合うものをとり分ける」という意味で使われます。 また、「良いものを取り上げる」や「悪いものを除く」という意味でも使われることがあります。
例文
選りすぐりの商品
骨董品の中から使えるものを選り分ける
骨董品の中から使えるものを選り分ける
まとめ
「得る」と「獲る」の違いについて調べてみました。
獣の狩猟的な事には「獲る」、その他の手に入れたり出来るようになったりする事には「得る」を使用します。 また、「える」違いの「選る」は良いものを選ぶときに使用します。
えるにも色々ありますので、よりよい「える」を選んで使えるようになっていきましょう。