その瞳に映るは見果てぬ覇道
奪い合い、殺し合う。そんな弱肉強食の掟と憎しみが支配する12世紀モンゴル高原。
謎の美女フェンリルと出会ったキヤト氏族の少年テムジンは、己の信じる新しい世界のため、その覇道を突き進む。
『伝説』と『神話』が交差する血と幻想の歴史大河ロマン
「フェンリル」作品紹介
原 作:赤松中学
漫 画:大西実生子
掲載誌:月間ビッグガンガン
【告知】本日5月25日は『フェンリル』2巻の発売日!
健康に欠かせないバトル成分と美少女成分をしっかり補給できますよ~!まだお読みでない方はこれを機に1巻と一緒にどうぞ(´▽`)ノ
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ツインテ最新話&フェア情報はコチラ↓https://t.co/nAwA9DIg8b— 赤松中学@小説アリア34巻12/25発売予定! (@akamatsuc) May 25, 2020
「フェンリル」登場人物
フェンリル
ハルフフ湖に大昔に宇宙から墜落した何か。
宇宙から来た金属の生命体?未来を見る力があり、美しい女の姿で過ごしている。
テムジン
本編の主人公。キヤト氏族の首長だった父を持つ。
優しい心を持っていて、ベクテルとの戦いでも痛めている足を狙わないなど相手を思いやって生きている。フェンリルにも気に入られ、命を助けられた後は、世界を一つにまとめて平和な世の中にしようと立ち上がる。
ベクテル
キヤト氏族の一人。
テムジンとの戦いに勝ち、首長となったテムジンの兄弟。争いを好まず、守りの政治を行おうとするが、それが仇となり村を攻められてしまう。
ボルテ
テムジンの許嫁として一緒に暮らしているオンギラト族の娘。
テムジンのことを好きなのに一歩踏み出せないって感じの関係を続けている。
カサル
テムジンの兄弟。いつもバンダナのように包帯を巻いて左目を隠している。弓の名手。実は色々なことを考えていて冷静な判断もできる参謀的人材。
ベルグタイ
テムジンの兄弟。戦いは好まずに、のんびりと暮らしの兄たいと願っている。三角帽子がトレードマークなのだろうな。
蛮戸兵
岩山や緩衝地帯を流浪してきた蛮族。人間ではないと言われているが…。
ザアン
動物の骨をかぶっている傭兵。トンカイト族の一員。
ツェツェグ
蛮戸兵の紅一点。女も戦う部族に生まれて育った。
ソルカン
タイチュウト族に奴隷のように扱われていた部族の一員。元々農耕をしていたが、砦作りに駆り出されたらしい。
ケレイト族に囚われて情報を聞き出そうと拷問されていたところをテムジンが助けて情報をさらに聞き出す。
タイチュウト族
「憎悪の王(キリルトク)」タルグタイ
タイチュウト族の族長。力で全てを支配しようと企んでいる暴君。民を民とも思わない自分中身の考えで人の命も軽々奪う。
ビルジ
タイチュウト族の将。タイチュウト族の中でも屈指の名将と言われていたが、フェンリルの力を得たテムジンに討たれる。
ケレイト族
トオリル・カン
モンゴルの最大勢力の一つケレイト族の長老。
昔キヤト氏族の長だったテムジン達の父親の盟友だった人物。
イェスゲイ
テムジンの父親。草原の勇者として活躍した英勇。
「フェンリル」について思うこと
歴史大河ロマンにファンタジー要素をプラス
モンゴルが騎馬民族として大陸を席巻しようとする時代の設定で、歴史大河モノだけれど異世界の住人であるフェンリルが加わることでファンタジー要素がプラス。
もしかしたら、歴史の大きな変革期には宇宙からの何が関わっていたかもって思わせるミステリーをも感じさせる作品ですね。
金属生命体なのか?フェンリルとは
宇宙から墜落したのか舞い降りたのか、不時着したのか…よく分からない存在だが、高い知能を持った生命体であることは確か。
長い間クレーターの中で待っていたとあることから、年齢って概念はないのかもしれない。
なんのために宇宙を漂い、そして地球に落ちてきたのか…今んところ全て謎。
ところどころで歴史に関わることへの懸念のような態度もあることから、いくつかの星で何かの役割を担ってきたことが伺える。
また、その中で、歴史を変えてしまった失敗もあったような言動も見られて、パラレルワールド的な一面も。
歴史を知っている存在かもしれない。
また、長老たちは「フェンリル」という存在を伝承していて、歴史上何度か現れているのかもしれない。
【1巻】の試し読みもしてみてね