前代未聞、[レベル0]の最強冒険者!?
レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます
魔王のわりには、結構ピュアな主人公
チートな爽快感が好きなら合う
のんびり冒険者ライフが楽しめる

キャラクター
ストーリー
面白さ
チート度合
暗黒大陸に君臨した最強の大魔王イシュト。勇者パーティの魔法使いが放った不思議な光の魔法を受けた時、体が石化して世界からいなくなった・・・はずだった。しかし、別の世界に冒険者として転生する。魔力や能力はそのままに人間の体をもったイシュトがチートな力で無双する。
魔王なのに優しく、魔王なのに自分が動く。そんな破天荒な魔王が人間として異世界に転生したらどんな冒険者になるのか!
問題や事件が発生しても魔王の力であっさり解決していく、スッキリ爽快ストーリーが読みたいと思ったら「レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます」がおススメですよ。
登場人物とキャラクターやストーリーについて書いてみました。
「レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます」の作品紹介
原 作 : 瑞智士記
作 画 : 烏丸佐々
キャラクター原案 : 遠坂あさぎ
掲載誌 : マンガUP !
【定期】こつこつ描いてますよろしくどうぞ https://t.co/7xOIyMXIhm
— 烏丸佐々∴単行本でます (@sassacasa) January 10, 2021
※ マンガUP!のAPPはこちらから
「レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます」の登場人物
イシュト
二代目魔王だった。イシュヴァルト・アースレイという名前だったが享年29歳で勇者に敗れた。
その後ヒューマンの男に生まれ変わり、イシュトと名乗るようになる。
「異世界百貨(リザレグ・ガイナ)」という魔王時代に身に付けたスキルで新しい世界のことを知り、新しい世界の知識を蓄積して、新しい世界の一員となる。
魔王時代の様々な能力やスキルを使い、新しい世界では最強の強さを誇っているが、新参者なのでのんびりと冒険者生活を送ることができている。
冒険者であることを良しとは思っていないが、食べるためにはお金が必要であることを知り、仕方なくのんびりと金稼ぎ冒険者をしている。
ハレール王国
暴虐の怒石柳 ベルグント
多くのバジリスクをも従えて暴虐の限りを尽くしている竜。100人くらいの討伐隊をもものともせず、最強の力を発揮していたが、イシュトのパンチで倒れる。
王都アリオス
オルタンシア・レメイ・ベルダライン
王都アイリスにある冒険者ギルド王都支部の支部長を務めているキツネ系の獣人。
僕と言っているが女性。
エルシィ・ノワ
冒険者ギルド王都支部の受付をしている女性。
今回、イシュトの担当官となる。
シロン・ルクップ
アイリスの友達。
白狼騎士団
勝手につけたパーティの名称で、決して国から認められた騎士団ってわけではないが、冒険者を目指すアイリスが作ったグループ。
アイリスフラウ・リゼルヴァイン
聖剣ミストルティンを持つ騎士。白騎士(ロスヴァイセ)という固有職業を認められている。
アイリスと呼ばれている。
身内のいないイシュトの後見人となり、支えとなる人物。後見人になったのも、もしかしたら人として興味があるからかもしれないが、まだその心は分からない。
ランツェルーナ・カレンベルグ
アイリスを敬愛してやまない女戦士。アイリスについて語りだすと永遠に語れるのではないかというくらい話し続けられる。
ルテッサ・オルフ
猟師が職業(ジョブ)。相棒のクルル()を従えて?いる。
クルル
狼の姿に似た聖獣。
ゲルダ
まざまな知識を持っていそうな魔女。
魔女ブリガンと長年にわたり対峙してきたらしい。
実は凄腕で、ベルグントを一人で倒せるくらいの実力があるが、アイリスの成長のためと見守っていたらしい。
「もうダメだ感」があったので、助けるタイミングだっただろうに、転生について何か知っているのかもしれない。
ヘンリッカ・エストランデル
レベル1の黒魔道士。魔法を期待されない魔道士で、「誤爆エルフ」と呼ばれている。
自分の感情をコントロールできないので、感情が高ぶった時に制御不能なほど強力な魔力で魔法をつかってしまうため、意図せず周りの仲間を巻き込んでしまうため、「誤爆」と呼ばれている。
イシュトはもともと最強なため、リッカの魔法を受けてもビクともしないことから、その魔力の高さを知ることとなる。
自分の感情と魔力を制御することができれば、最強に近い魔法使いになれるのだが・・・。
防具屋のドモン
アイリスの知り合いの防具屋。特に何ってことをしてるわけではないが、イシュトの防御力を確かめるために剣をアイリスに貸して壊される・・・。
イシュトの防御力に敬意を表したのか、アイリスとイシュトの二人の関係に免じて・・・ってことなのかよくわからないが、いい人ってことで弁償しなくていいように計らった人。
顔のわりにいい人ってことでしょうね。
武器屋のカーリン
アイリスの行きつけの武器屋。聖剣ミストルティンを手入れしてもらっている。
いろいろな武器を扱っている武器マニア的な要素も持ち合わせている猫系キャラ。東方世界に伝わる「イースト・シミター」についても少し興味があるらしく、イシュト用の武器になるかもしれない武器の情報も調べてくれるらしい。
イシュトとアイリスが店に行ったときに武器を二つイシュトの魔力の強さで破壊されてしまうが、二人のなんともいえない良い雰囲気に負けて無料としてくれる。
アイリスの乙女な姿は貴重らしい。
レハール大国
魔女ブリガンの一味
ダーシャ
魔女ブリガンの娘だといっているが、本当の娘かどうかは不明。
不思議なモフモフのウシっぽいスライムのようなモンスターを従えている。魔女ブリガンが遺した予言書に書かれた「恐怖の大魔王」の記述が気になり、大きな魔力を感じた王都アリオスへ向かう。
そして、ムスベルヘイムの巨人「炎の巨人スルト」を召喚する。
「レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます」の評価
キャラクターの評価
最強の力をもった魔王という立場を経てのヒューマンなのだが、魔王らしい悪さは一切なく、純粋な人物として描かれているイシュトが新鮮でいいキャラクターになっている。
最強の魔王なら、もっと誰かから奪ったり、従えたりしてどんどん力を大きくしていく悪さをもっていてもいいものだが、そういうことはなく、何なら人間よりも相手のことを思う優しさをもった人物として描かれている。
ただただ魔王級の力を手に入れるがために昔魔王だった・・・という感じの設定なので、魔王感は一切ない。とりあえず最強であるってことなのだろう。
他のでてくる様々なキャラクターも、いまのところ悪な感じの人物は少なく、魔女のブリガンの娘くらいが悪っていえる人物だろう。
今後、魔女ブリガン一味との戦いを経て、自分を石化した魔法使いとの出会いなどがありそうな予感だが、ほっこりしたいいキャラクターばかりなので、心を落ち着けて読める作品です。
ストーリーの評価
よくある異世界転生ものの魔王バージョンでしょうね。魔王っていう悪がもとになっているのが、新しい設定のストーリーだと思うが、イシュトにあまり魔王感がないので、魔王でなくてもよかったのかもしれないと、ちょっと思う。
「魔王だから強い」この1点でしか魔王である意味はない。
今後魔王である事の意味が見いだせてくるストーリーが展開してくれば、「ああ、さすがに魔王からの転生ですね」と思えるかもしれない。
とはいえ、基本的には面白く読める流れにはなっています。
あとは、魔王であった意味が「強さ」以外に分かるストーリー展開を期待しています。
「レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます」のまとめ
「最強の魔王」である強さを身に付けているイシュトが、異世界で無双する楽しくスッキリとした展開のマンガです。
困ったことがあっても、チート級の力であっさりとねじ伏せていく強さが際立っていて、ストレスなく読み進めることができる感じですね。
むしゃくしゃしていても、スッキリあっさり解決していく「強さ」を求めているなら、さらってと読めるライトな感じの「レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます」はおススメですよ。