長年の想いが爆発する超純愛ラブコメ、開幕!
「娘じゃなくて私(ママ)が好きなの⁉」の作品紹介
漫 画 : 東 鉄神
原 作 : 望公太
キャラクターデザイン : ぎうにう
掲載誌 : マンガPark
東鉄神(@az_tessin)のTwitterより
「娘じゃなくて私が好きなの!?」#ママ好き
マンガParkさんにてコミカライズ更新しました!
・5話③ ・5話④先読み です
(*画像サンプルは先読み分になります)おや…?なんだか様子が…??https://t.co/dBo1NzpuZR pic.twitter.com/y1Xmb2aJFK
— 東鉄神 (@az_tessin) February 6, 2021
ライトノベルは4巻まで発売されています。
「娘じゃなくて私(ママ)が好きなの⁉」の登場人物
歌枕綾子(かつらぎ あやこ)
3X歳の未婚で姉夫婦の娘を引き取り育てた優しい女性。社会人になったばかりの頃に事故で姉夫婦がなくなり、当時5歳だった姉夫婦の娘を母親代わりとして女手一つで育てるというスゴ技を成し遂げた素晴らしい人。
現在は在宅ワークをしながら高校生になった娘と暮らしている。
歌枕美羽(かつらぎ みう)
綾子に5歳の時に引き取られた姉夫婦の娘。現在は高校1年生になり幼馴染の左沢巧に家庭教師をしてもらっている。
巧がずっと綾子のことを好きなことを知っていたが、いつ告白するのか見守っていた。
また、自分を育ててくれた綾子のことを大切の思う気持ちも大きく、幸せになってほしいと心から願っている。
左沢巧(あてらざわ たくみ)
歌枕家の隣人で美羽の幼馴染の大学2年生。幼いころから綾子のことが好きだった。
大学生になり自分が子ども扱いされていることに限界を感じて(好きだから「タッくん」ではなく、男として見てほしい)、告白をする。
狼森夢美(おいのもり ゆめみ)
「ライトシップ」という会社の代表取締役。年齢は(?)歳となっている。10年前に新入社員だった綾子が急に子持ちになったことを気にかけて、いろいろサポートをしてきた心ある社長。
梨郷聡也(りんごう さとや)
巧の親友。巧が昔から綾子のことが好きだったことを知っているため、告白できたことを喜んでいたが・・・。
超ロングの髪だが、男のはず。
左沢朋美(あてらざわ ともこ)
巧の母。雨の日に綾子に預かてもらった日以来、巧が人が変わったように頑張り続ける姿を見てきて、巧の「綾子さんに見合う男になりたい」という思いを10年間見続けてきた。その努力を知っているからこそ、巧の思いを大切にしたいと考えているようだ。
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「娘じゃなくて私(ママ)が好きなの⁉」のネーミング
東鉄神(@az_tessin)のTwitterより
「娘じゃなくて私が好きなの!?」
コミカライズ2話−2更新です。
新キャラがいますよ!
そして「先読み」で2話のラストまで読めます〜!!https://t.co/dBo1NzpuZR pic.twitter.com/rl0Xl1Bzx4— 東鉄神 (@az_tessin) October 23, 2020
主人公の綾子さんの苗字が「歌枕」と書いて「かつらぎ」と読ませています。これは、人名としての特別な読み方で、「かつらぎ」とか「「かづらぎ」とかと読むようです。基本的には「歌枕」は「うたまくら」で和歌の関係言葉らしい。
歌枕(うたまくら)とは、古くは和歌において使われた言葉や詠まれた題材、またはそれらを集めて記した書籍のことを意味したが、現在はもっぱらそれらの中の、和歌の題材とされた日本の名所旧跡のことをさしていう。(Wikipediaより)
「左沢」と書いて「あてらざわ」と読むのも、特別な読み方のようで、地名になっているところあるくらいです。探してみると、山梨県の西村山郡大江町に「左沢」があるようで、ここの「左沢駅」が読み方が特徴的で鉄道ファンには有名だそうです。
江戸時代の「出羽国風土略記(でわのくにふうどりゃっき)」には最上川を基準にして「あちらの沢」「こちらの沢」といったことから「あちらの沢」=「あてらざわ」になったという説があります。ここでなぜ「こちら=右側」で、「あちら=左側」で定着したのかについては更に諸説あります。寒河江荘の領主大江氏が長岡山に登って西の方を見たときに平野山の左方に見える山谷を指して「あちの沢」と呼んだことが起こりだとする説や、大江町富沢の西にある山岳信仰の山である日光山で、東から昇る太陽を礼拝した時に左に見える沢を「あてらざわ」呼んだとする説があります。(大江町環境協会のHPより)
「ライトシップ」の代表取締役の「狼森」という苗字も、岩手県の丘陵名からとったものっぽいです。宮沢賢治のイーハトーブの風景地の1つとして設定されている場所。
この名前もなかなかのレア名となっていますね。
狼森(おいのもり)は、岩手県岩手郡雫石町の小岩井農場敷地内にある独立丘陵。宮沢賢治の童話『狼森と笊森、盗森』に登場する。
2005年(平成17年)3月に「イーハトーブの風景地」の一つとして国の名勝に指定された。
(Wikipediaより)
「娘じゃなくて私(ママ)が好きなの⁉」のまとめ
ネーミングセンスが不思議というか面白い「娘じゃなくて私が好きなの⁉」ですが、話の内容も面白いです。幼馴染の恋愛ものはこれまでの数多く存在していたと思いますが、幼馴染の母親との恋愛は泥沼系しかなかったような気がします。
このマンガの設定では、泥沼にならずにそれが可能であるので、ある意味「純愛」が成立する設定にしているところが、とても面白い設定だと思います。
姉夫婦の娘を引き取った妹が仮の母親として育てているため、誰にも迷惑をかけることはなく、娘の幼馴染と恋愛関係になることは可能です。しかし、主人公の綾子は自分の立場(娘の母親であること)や、年齢の差があること、そして世間的な目線などから交際は無理だと伝えます。
常識や現実的なものは価値観の違いでもあるように思うので、綾子の考え方は一理あるように思うけれど、それを「理解できない」と言う巧の一言にも重みがあるように感じますね。
常識や世間体って、だれがどのように決めたものなのかがはっきりしないところって結構あるからです。地域によって常識が違うことなんて数えきれないほどにあるし、国が違えば常識なんて180°違いますし・・・。納得のいく常識は実はなかなかないのかもしれません。
そんな常識破りな恋愛がどのように発展していくのか、そして、周りの人たちの常識はどのようになっていくのか、そんなところも楽しみな作品です。
マンガが発売されるのも待ち遠しいですね。
そろそろな気がしますが・・。