その呪いは少女の絶望を反転させる
創造神「オリジン」のお告げにより勇者を助け魔王討伐の旅に出た英雄の1人フラムは、反転という属性の持ち主。
反転の能力はフラムに魔力がない(反転のせいで全て0)ため不明で、勇者パーティでもお荷物となっている。
ある日、その無能ぶりに我慢の限界に達したジーンにより奴隷の烙印を押され、パーティから捨てられる。
そこで出会った不思議な少女ミルキットと、どんな反転人生を生きていくのか。
脳髄を揺さぶるダークファンタジー開幕!
漫画:南方純
原作:kiki
キャラクターデザイン:キンタ
掲載誌:コミックライド
作画を担当させて頂いている「お前ごときが魔王に〜」コミカライズ1月30日発売!百合です!!!(重要)
カバーは銀と蛍光ピンクを使った贅沢な特色印刷!店舗特典用に描き下ろしイラスト5枚描かせて頂いております。
よろしくお願い致します〜! pic.twitter.com/81wYQmCAFP— 南方純@「お前ごときが魔王に〜」連載中 (@minakatasunao) January 28, 2020
「お前ごとき魔王に勝てると思うな」登場人物
メインキャラクター
フラム・アプリコット
希少属性「反転」の持ち主。
奴隷として売られ、奴隷生活でも役に立つことができずにグールの餌になろうとしていた時、呪われた武器が反転能力により最高ランクのエピック武器に!
ミルキット
美しい瞳を持つ奴隷。
魔法の力で治すことのできないムスタルド毒の爛れの症状が出ている。
諦めの人生を送ってきたが、フラムの優しさで少しずつ人間らしさを取り戻し、フラムを慕っていくようになる。
英雄のパーティー
ジーン・インテージ
希少属性「自然」の持ち主。
キリルの能力に魅力を感じ、自分のものにしようと自分勝手な思いを抱いている賢者。
努力する力は相当なものだが、自意識過剰なのと自分勝手な思いも人一倍。
自分の都合でフラムを奴隷にしてしまう。
キリル・スウィーチカ
希少属性「勇者」の持ち主。
フラムは故郷に帰ったとジーンに伝えられたが、ひどい言葉をかけてしまっていたことを悔み、勇者の力が発揮できなくなっている。
エターナ・リンバウ
属性「水」の魔法使い。
英雄に選ばれている魔法使い。水属性の強力な魔法を使うこともできる上、薬学などの知識も豊富。
ガディオ・ラスカット
属性「土」の騎士。
英雄に選ばれているだけあって、強力な剣技を使いこなすかなり強力な騎士。騎士だけあって、礼儀作法などもきちんとしている。
ライナス・レディアンツ
属性「風」のアーチャー。
マリアちゃん
英雄パーティの1人。
どうも魔族を憎んでいる様子。
いろんな意味で敵キャラ
デイン・フィニアース
勇猛なる卑怯者って呼ばれてるのかな?力はそんなにないのに卑怯なやり方で自分の手柄を上げて、Aランクの冒険者になったクソ野郎。
ツァイオン
希少属性「燐火」の魔族。三魔将の1人。
英雄全員(力発揮できない勇者はいたが)で立ち向かっても歯が立たない炎の魔神。
戦いにヒートアップすると、熱くなりすぎる性格。
ネイガス
魔族。ツァイオンの暴走を止め、話し合いでの解決を模索するなど頭の切れる感じ。
平和を壊すのが英雄たちであるとの台詞が気になるところ。
「お前ごときが魔王に勝てると思うな」のまとめ
「反転」の属性がどん底からのサクセスストーリーに
何の能力もないように見えた「反転」属性だが、呪いの武器を手にすることで能力アップすることから、「反転」の本当の能力が判明する。
英雄パーティーに選ばれていたフラムだが、パーティーにいる間は、その能力に気づかずにメンバーの一人であるジーンに極度に嫌われてしまう。
まあ、これは能力がないってこと以外にも、ジーンの思いを達成するために邪魔だったってことも大きいようだが。
ジーンの策略で奴隷になってしまい、どん底の人生を歩んでいたフラムは、その奴隷の役割すらできないと判断され、グールの餌食にされそうになる…。
そこでエピック武器である呪いの武器に出会い、逆転のサクセスストーリーが始まる…。
ストーリーとしてはよくある逆転人生のサクセスストーリーっぽいスタート。ハリウッド映画みたいなのが好きな人には楽しめる作品かな。
「お前ごときが魔王に勝てると思うな」で伝えていることは?
一人一人の個性を大切にしたい。そして、劣っているように見えても光る部分が人にはある!ってことを伝えているかなと思う。
また、途中登場の魔族たちが「世界の平和を壊す英雄たち」と言っている部分にも秘密があるように感じますね。
創造神とされているオリジンなる存在も謎なので、本当は英雄が悪なのかもしれない・・・なんていう反転があったとしたら、本当の悪って何かを問いかけているのかもしれません。
まだまだ話の序盤なので、なんとも言えない部分はあるが、ちょっとしたところに、優しさやそれを守るための強さのようなものを感じさせてくれています。
ジーン以外の英雄たちは、どうにか育ててあげたり仲良くしたりしたいって思っている部分もたくさんあったしね。
最新刊は1巻です【1巻 試し読み】はこちらから
ついでに、原作のラノベも紹介しておきます。